読んでる本

酔狂の方で「星海の楽園」の感想を上げまして、いまはネルソン・デミル「アップ・カントリー」を読んでます。「将軍の娘」のポール・ブレナーがふたたび主人公になった分厚い小説。私、デミルではデビュー作の「誓約」がとても好きで、あの重い感じがその後の彼の小説から今ひとつ感じられなくてそこがちょっと不満で、で、この作品もやっぱり軽口主体なところはあるんですが、それでも「誓約」以来久々にベトナム戦争を重要なテーマに据えてきたところには好感を持っています。ようやく半分読んだとこですが、今のところはなかなか快調。やっぱりこの人は読ませますね。