読んだ本

海野十三「赤道南下」(中公文庫)。日本SF小説家の祖の一人とも言うべき著者が、古鷹級重巡"青葉"に報道員として乗り組んだ体験を綴る従軍記。科学には人一倍造詣の深い海野のような人物でも、精神力の強靱さが、よく物量を圧倒しうると信じてたように読み取れるのは悲しいような、プロバガンダと教育の恐ろしさを感じるというか。→詳しい感想はSぱらで