ウチの近所*1だと、高速長田近辺にブックオフがあるらしい。ということで電車に揺られてちょっと見学。実は生まれて初めてなんですよ、ブックオフに行くの。
ま、行ってみて一番驚くのは店員だわね。古本屋に入って「いらっしゃいませ！」とか言われたのは生まれて初めてだわ。普通は古本屋ってのは、一歩足を踏み入れると店のオヤジの値踏みするような視線がこっちに一瞬ビームのように飛んでくるものなんだけど、そういう緊張感には欠けるわね。
長田店はブクオフの中では"中型店舗"になるお店らしいけど、それでもそこらの古本屋に比べたら置いてる本の数は桁違いだよな。文庫がメインで正味な話、私が補強したいと思うような本は探すのが困難っぽい感じ。こういうのは大きな街の大型店舗じゃないと難しいのかもしれない。
最近話題になってる、ブックオフで本を安く買ってきて、それなりの値段を付けて売る、というweb古本屋さんにしても、それが可能になるのは充分なブツが集まる都会の大型店舗にアクセスできて、なおかつものすごくポピュラーではないがそれなりに認知されて、情報が回っているジャンルに限ってのことなんだろうなあと思った。一般的にゆわれるところの「サブカル本」ってあたりですな。それなりのマーケティングはなされている、ということなんだろう。
ウチは多分、ブックオフからは店に置きたいと思える本はそうそう入手できそうにないだろうな、という感じはする。ハヤカワや創元などの文庫の補充には役に立ちそうだけど、基本的に私自身が「読んでみたい」と思ってしまう本がここにはない感じだ。当面家にある本を減らしたい、というのが古物商プロジェクトをおっぱじめた動機なんだけど、もしそれ以上に長期にわたって古物商でいたいと思うのなら、商品の仕入れルートを考えなくちゃいけない、ってことになるな。
*1：とても近所とは言えないが
